3年生社会科(公民的分野)は、「司法権の独立と裁判」を学んでいました。
授業の前段で触れられていましたが、コロナ禍の影響でソーシャルディスタンスを保たなければいけないため、グループでの話し合いや作業ができない・・・、1人1台のタブレットもまだ導入されていないため、どう工夫するか考え中だということでした。社会科の授業の醍醐味の一つに「対話的な学び」が挙げられます。 グループで話し合ったり、専門家の意見を聞いたりインタビューしたり、あるいは過去の文献をもとに先哲や先人の意見を参考に、課題解明に向かう学習が大切なのですが、感染防止のため制限される学習内容や方法があるのは、現在のところ仕方がないのかもしれません。制限の中でできることに取り組む、全国の教員がその思いで授業改善とコロナ禍の中でのわかる授業の創造に取り組んでいるのだと思います。
さて、今回取り扱っている単元に関連する報道がニュース等で流れています。ここでは詳しく書きませんが、マスコミ等で報道されている内容が授業とすぐに関連付けられるのが社会科の特長です。「ああ、あの事件、あのニュース」と実際に起きていることと教科書の内容が結び付けば、授業は成功です。
「司法権の独立」に係って、ここ一両日中のニュースをもとに興味深い話をしていました。生徒も興味をもって聞いていました。
生徒たちが真剣に授業に取り組んでいる様子です。興味をもった内容について「なぜなんだろう、どうしてなんだろう」と考え、自分で調べることができれば、今日学んだことは自分自身のものとして、将来必ず生きて働きます。社会科ってそんな教科なんです。