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2021-02-26

部活動を頑張る子は引退後に学習時間も伸びる!?

 明星大学教育学部の須藤康介准教授の調査によると、

 「中学生については、部活動の時間が学習時間を損なうことはなく、むしろ2年生で部活動を頑張った生徒は引退後に学習に熱心に取り組む。しかし高校生については、トータルでは部活時間は学習時間を短くする。部活動引退後に学習に取り組んでも「勉強不足」を補うことはできない。」

との結果になったそうです。中学生の場合は、一日の部活動の時間の増減が平日の学習時間に影響していないとの結果がだったそうです。さらに、2年生時の1週間の部活動時間が3年生で部活動引退後の平日の学習時間にプラスに影響していたとのことでした。

 つまり、中学生の場合は「【2年生で】部活動を頑張る子は引退後も学習時間が伸びる」のは確からしいそうです。ただし、部活動の引退は夏まで、という条件が付きます。3年生の冬休みまで活動する部活動を見たことがありますが、その場合は高校生と同じように「勉強不足」で進路に臨むことになります。

 部活動は教育活動の一環であり、その意義と効果を踏まえたうえで適切な部活動運営を行い、「部活動が勉強の妨げにならない」と胸を張って言えるような学校を創っていくことが大切ですね。

 上のイラストは「部活の先輩から厳しいシゴキを受けてつらそうにしている後輩」だそうです。こんな部活動は論外ですね。