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2021-05-18

子供たちの情報活用能力を高めていくために

 コロナ禍もあり、前倒しで進められた文部科学省のGIGAスクール構想、児童生徒1人1台タブレット端末配布ですが、函館市内ではようやく1年生以外のアカウントが先月末に届き、活用が始まりました。

 すでに昨年度までにタブレット端末の配布と環境整備を終えて、教師の授業改善が進んだり、小中学生が自在に活用したりしている自治体もありますが、5月18日現在、アカウントが届いている2・3年生しか活用できない状況です。

 新学習指導要領のねらいの一つに「情報活用能力」の育成があります。これからやってくる「超スマート社会」に対応していくために必要な力ですが、その一環として1人1台のタブレットがあります。

 前倒しで取り組んでいる自治体は令和元年度末には導入を終えて活用が始まっています。

 1年の差がそして、導入されたタブレットのOSの差が学力に影響しないよう、実践を積み重ねていく必要があります。

 生まれたときから情報機器と環境が身近にある今の中学生は、まさにデジタルネイティブな世代です。タブレットも授業等で活用することで、そして学校外で活用する環境を整えることで、学びの幅が広がっていくはずです。

 10年後、20年後の未来を生徒たちが主体的に切り拓いていくことができるよう、タブレット端末の活用を含めて、生徒一人一人の「情報活用能力」を高めていきたいと考えています。