函館市立臼尻中学校ブログ   

2021-08-03

クロームブックの活用

道外のある小学校での取組状況です。 

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 学校生活のさまざまな場面で、児童・教師がICTを積極的に使っています。例えば以下のような使い方です。

・始業式や終業式を教室でオンライン参加する。【行事】

・Googleスライドというプレゼンテーションソフトを使って、自己紹介をする。【特別活動】

・休み時間にタイピングの練習を行う。【休み時間】

・休み時間にプログラミングソフトで遊ぶ。【休み時間】

・Googleスライドというプレゼンテーションソフトを使って、クイズ係がクイズを出題する。【特別活動】

・Google Jamboardというデジタルホワイトボードを使って、意見交換をする。【理科】

・YouTubeを視聴して、地域の様子を理解する。【社会科】

 これまでの教師が主に使うICTから、児童自身が文房具として日常的に使いこなすICTへ。みんなで進化していきたいと思います!

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 どこの学校も1人1台のタブレット端末の活用について、試行錯誤しながら取り組んでいるようです。

 始業式や終業式などの儀式的行事で、タブレットを使うメリットは何でしょうか。児童生徒全員が目の前のタブレットの小さい画面で式を見るよりも、教師が大画面のモニターにその様子を投影したほうがわかりやすいはずです。

 1人1台のメリットを生かすのであれば、儀式的行事の在り方について一から検討する必要があります。リモートによる全員参加(児童生徒全員が発言等のアクションをする)の始業式・終業式はありかもしれません。ただ、これには教師の発想の転換(コペルニクス的転換まで求められます)が必要です。

 「ただ使えばいい」1人1台タブレットよりも、「児童生徒が確実に情報活用能力を高めることができる」1人1台タブレットのほうがいいに決まっていますよね。

 そこに至るためには、やはり授業での活用あるのみです。TRY and ERROR で効果的な活用を探るしかありません。そしてそこで得た成果を共有していくことです。

 上記の道外の小学校はとにかく使ってみようという考えで、取り組んでいるようです。使う選択はありです。使ってみて初めて、活用に向かう取捨選択が行われるからです。こんな学校が増えてほしいと思いますし、本校もそうでありたいと思っています。

 道内のある小学校の「文房具だから、授業に持って行って使わなければしまえばいい」という取組、これは、そこに費やす時間がかなりの無駄です。これはわかりきっています。なぜなら「使わなければ、活用とは言えない」からです。

 とにかく授業で使うこと、これを推し進めていきたいと考えています。