函館市立臼尻中学校ブログ   

2021-01-14

授業が変わります

 上の図は先生方なら何年も前から見ているものです。
 中学校は令和3年度に、新学習指導要領全面実施で、「主体的・対話的で深い学び」による授業改善が本格化します。さらには、その授業改善の中教育を受けてきた小学校6年生が4月に進学してきます。中学校や高校は、教師が1年中しゃべりっぱなしの講義調だけの授業から脱却しなければいけません(ほとんどの教師は授業改善を重ねていますが)。

「主体的な学び」の実現に向けて
○見通しをもって粘り強く学習に向かうことができるようにする。
○学習の後に、それまでの学びを振り返って、次の学習につなげることができるようにする。

「対話的な学び」の実現に向けて
○対話の相手は子供だけでなく、教職員、地域の人、先哲など幅広いものである。
○自分と他者の意見や考え方を比較したり、自分だけでは気付くことが難しい気付きを得たりしながら、考えを広げたり深めたりできるようにする。

 「深い学び」の実現に向けて
○各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせるようにする。
○教師が教える場面と子供たちに思考・判断・表現させる場面を、効果的に設計し関連させながら指導していく。
 上記のことを踏まえながら、単元の中で計画的に「主体的・対話的で深い学び」を実現させる必要があります。
 子供たちがワークシートの課題に、今まで学んできたことを生かして深く思考しながら取り組んでいるのに、その思考を阻害するかのように教師が一生懸命大きな声でワークシートの説明をしている授業を見たことがありますが・・・。そんな授業にならないように、4月からの新学習指導要領全面実施に向けて研修を重ねていきたいと考えています。

ネット・ゲーム障害??? その2

 「ゲーム障害は脳の理性が働かない状態」、これだけを聞くとゲームそのものが脳機能を破壊すると誤解されてしまいますが、そんなことはありません。

ゲームやネットは脳の認知機能を高めるという研究結果も発表されています。

 日本アクティビティ協会で、2017年に諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授の協力のもと、「デジタルアクティビティ体験」がシニア世代の脳に与える影響について、脳科学的な観点から調査を行ったそうです。ネットゲームをプレイ中のシニア世代の脳血流を測定したところ、共通して認知機能低下予防に重要な脳の部位(左右の前頭前野)の活動が高まる結果となったそうです。

 この事例から、ゲーム自体が「脳の理性を働かせなくする」ものではなく、むしろ脳機能を高める側面もあると考えることができます。もちろんやりすぎは体に良くないので「30分に1回は休憩」「始める前に手指の準備運動、終わったら深呼吸やストレッチ」等が必要だということです。

 2017年時点での総務省の発表によると、60代の約76%がインターネットを利用し、3人に1人がスマホを利用しているそうです。シニア世代がゲームをeスポーツとして楽しむ時代になってきました。

 eスポーツは年齢や障害の有無を超えてだれもが楽しめるバリアフリースポーツです。このeスポーツが認知されてきている現在、ネットやゲームを「危険なもの」「退けるべきもの」として、学校現場で扱うのではなく、適切な楽しみ方をアドバイスすることが必要なのではないでしょうか。

 70代、80代の高齢の方がeスポーツに取り組んだ結果、脳認知機能が正常に戻ったとの研究結果も出ています。「ゲーム=悪」ではなく効果的な活用も考えていくべき時期が来ていると思います。

新型コロナウイルスだけじゃない!気をつけたい感染症!

  保健室廊下の掲示物です。新型コロナウイルス感染症対策に「慣れて」しまわないよう、「正しい予防」をしっかりしていきましょう。

 「気温に合わせた服装」も大切です。外気温が氷点下なのに、Tシャツ・ハーフパンツでの登下校は感染予防以前に命とりです。この時期はあたたかい服装で。

     モデルは2年生。体育の授業中なのでハーフパンツは問題なしです。



体育の授業にお邪魔しました。

 1・2年生合同体育はバスケットボールです。授業のはじめに、バイオレーションとファウルについての確認をしていました。


代表で見本を見せた2年生の二人です。

ドリブルしながらのランニングを行いました。




 ボールに慣れている人、そうでない人、それぞれですが、バスケットボールはケガをしやすい競技なので集中して取り組んでくださいね。