北海道教育委員会より5月8日付で「『まん延防止等重点措置』を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策について」が発出されています。
札幌市を中心に感染拡大が続ている状況下、学校で行うべきことについて通知されました。
以下が通知の内容です。
(1) 学校保健委員会の開催
校長は、学校保健委員会を開催し、学校医や学校薬剤師等と連携強化を図り、改めて衛生管理マニュアルに基づき、特に次の事項を徹底すること。
ア 効果的な体温・体調管理ツールを活用した健康観察及び手洗い・マスクの着用など、
基本的な感染症対策を徹底すること。
イ 特にマスクの着用については、顔にフィットしているマスクを選ぶこと。なお、
マスクの素材によって効果が異なることに留意するとともに、布マスクは1日1回
洗濯することなどについて、改めて確認すること。
ウ 発熱の有無にかかわらず、当該児童生徒及び同居家族に風邪症状がある場合は、
症状がなくなるまで自宅で休養すること。なお、この場合、欠席扱いとならないこ
とやオンライン等による学びの保障の取組について、当該児童生徒及び保護者に丁
寧に説明すること。
エ 換気の徹底や身体的距離の確保など、集団感染のリスクへの対応を徹底すること。
オ 各教科等、給食等の食事をとる場面、休み時間、登下校等における具体的な感染
症対策を徹底すること。
【参考】
・マスクの効果
https://corona.go.jp/proposal/pdf/mask_kouka_20201215.pdf・布マスクの洗い方
https://www.youtube.com/watch?v=AKNNZRRo74o
・学校の教室における窓開け換気効率の評価
https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku/corona/projects/tsubokura.html
(2) 部活動の指導体制の強化
校長は、部活動顧問会議等を開催し、次の対策を徹底すること。
ア 部活動前後には、常時マスクを正しく着用し、手指消毒又は手洗いを徹底すること。
イ 部活動中においては、活動に支障がない限りマスクを着用すること。
ウ 部活動終了後に、生徒同士で食事をすることを控えるよう特に指導を徹底すること。
(3) ICTを活用した学びの保障
やむを得ず学校に登校できない児童生徒に対し、クラウドサービス等を活用した双方向のコミュニケーションにより、健康観察や学習指導を行う環境を整えること。特に、小・中学校及び特別支援学校小中学部においては、児童生徒に1人1台端末が整備されたことを踏まえ、端末の持ち帰り、貸出を適切に行うなど家庭での学習支援体制を確保すること。