3年生の社会科は歴史的分野、世界恐慌後の日本の状況について学習していました。恐慌により労働争議や小作争議が起きている状況で、自分が役員だったらどんな手を打つかについて、生徒たちは考えました。
給付金や働く場所を創出する等のとても優しい意見が大半でしたが、「戦争する」、一見危ない考えのようですが、歴史の学習成果を踏まえて考えると、そうでもありません。「賠償金がとれるから、戦争して景気を回復する」、あの時代の政治家や市民でそう考えて行動した人が少なからずいたので、その時代の人になりきって考えると、意外と妥当な考えなのかもしれません(これは戦争礼賛ではありません)。
「歴史は繰り返す」といいますから、過去の過ちから学ぶことが大切です。「戦争する」と解答した人は、そのことを踏まえながら深く学んでいるのでしょうね。