函館市立臼尻中学校ブログ   

2021-01-14

授業が変わります

 上の図は先生方なら何年も前から見ているものです。
 中学校は令和3年度に、新学習指導要領全面実施で、「主体的・対話的で深い学び」による授業改善が本格化します。さらには、その授業改善の中教育を受けてきた小学校6年生が4月に進学してきます。中学校や高校は、教師が1年中しゃべりっぱなしの講義調だけの授業から脱却しなければいけません(ほとんどの教師は授業改善を重ねていますが)。

「主体的な学び」の実現に向けて
○見通しをもって粘り強く学習に向かうことができるようにする。
○学習の後に、それまでの学びを振り返って、次の学習につなげることができるようにする。

「対話的な学び」の実現に向けて
○対話の相手は子供だけでなく、教職員、地域の人、先哲など幅広いものである。
○自分と他者の意見や考え方を比較したり、自分だけでは気付くことが難しい気付きを得たりしながら、考えを広げたり深めたりできるようにする。

 「深い学び」の実現に向けて
○各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせるようにする。
○教師が教える場面と子供たちに思考・判断・表現させる場面を、効果的に設計し関連させながら指導していく。
 上記のことを踏まえながら、単元の中で計画的に「主体的・対話的で深い学び」を実現させる必要があります。
 子供たちがワークシートの課題に、今まで学んできたことを生かして深く思考しながら取り組んでいるのに、その思考を阻害するかのように教師が一生懸命大きな声でワークシートの説明をしている授業を見たことがありますが・・・。そんな授業にならないように、4月からの新学習指導要領全面実施に向けて研修を重ねていきたいと考えています。