函館市立臼尻中学校ブログ   

2020-12-08

授業改善について

 生徒たちに「未来を切り拓くために必要な資質・能力」を育成するために、全教師は授業改善を重ねています。渡島管内では「学習指導要領に基づく授業の質の向上」を徹底することが掲げられており、函館市を含む渡島管内の小・中・高校は学力向上を図るために授業の指導過程の統一を行ってきています。

授業の導入部では

 目標(ねらい・めあて)を提示し、一時間の授業と課題解決の見通しを持てるようにすること。この目標はその授業の最期まで提示し、まとめにつなげること(板書を消したり、スクリーンに提示したものが消えることがないように)。

授業の展開部では

 教科書を適切に使用し、教えることと考えることを関連付けて指導すること。特に生徒が自ら考え表現する場や学び合いの場面を設定すること。(コロナ禍だから話し合いはできないということではなく、学び合いの工夫をする。)

授業の終末部では

 課題(目標)に正対したまとめを教師が行い、生徒が振り返る場面を設定すること。


 教師が一方的に話をして終わる講義調の授業や課題と称してプリントやワークシートをやらせっぱなしで終わる授業は、生徒の学力向上につながりません。また、上記の授業の指導過程はどの教科でも、さらには小学校でも中学校でも高校でも実施されているため、中学校や高校に進学しても安心して授業を受けることができるようになっています。

 生徒たちが主体的に学び、学び合いによりさらに深めていく授業を創り上げていくことが、教師の使命です。

 保護者の皆様には、授業にかかわっての心配や相談等ございましたら、いつでも学校に連絡をお願いいたします。