函館市立臼尻中学校ブログ   

2021-06-14

【GIGAスクール構想】1人1台タブレットの活用について

 導入されたGIGAスクール構想による1人1台のタブレットですが、聞くところによると本校はかなりの活用率だそうです。いまだに箱から出していない学校があるとの話も聞くので、もったいないなと思いながら、活用方法についてまとめてみました。本校で取り組んでいるものと、これからの取組で考えられるものをまとめています。

           ~英語科、デジタル教科書で発音確認~

 なお、家庭でのオンライン学習やオンライン授業を取り上げていないのは、函館市ではタブレットの家庭への持ち帰りを禁止ししているからです。持ち帰りが可能になった段階で、活用方法についてまとめたいと思っています。

(1)教師が活用

※函館市では教師用のタブレットを配付していないので、本校では、校務用パソコンで下記の内容に取り組んでいます。ただ、ネット回線に制限がかかっているため、他校等とのリモートでのテレビ会議に不具合が出ているため実施できません。

・指導計画や板書計画をタブレットに入れて、教材ノート代わりに活用。

・デジタル教科書やプリント教材をタブレットに入れて、プロジェクタで投影して、電子黒板として活用。

・生徒のノートをカメラ機能で撮影し、プロジェクタで投影して全体に紹介。

・生徒のノートやプリントをカメラ機能で撮影し、評価に活用。

・板書事項をプレゼンテーションソフトで作成し、プロジェクタで投影。

・ネット回線を活用し、それぞれの学校に居ながらにしての小学校中学校の乗り入れ授業。

・タブレットをスピーカーにつないで、CDラジカセ的な活用。保健体育科のダンスや、音楽科、英語科で活用可能。

・授業の指導計画や教材研究ノート、板書計画、資料等をタブレットに入れて、教師がタブレットを見ながら授業を進める。

・Wifi でネットにつながっているため、授業中に必要な事項を検索可能。

・実物投影機や電子黒板的な活用が可能。さらに、カメラ機能を組み合わせると、写真撮影による生徒の学習の記録の保存が可能になり、評価にも活用できる。

・Wifi を活用することで、タブレットを使って学校間をつなぎ、居ながらにして乗り入れ授業が可能になる。

(2)生徒が活用

※函館市で導入したタブレットはクロームブックであるため、下記の内容で取り組めないものもあります。

○一人一台として

・ノートの補助として(文字記録だけでなく、写真・音声・動画を同時に保存し、活用することが可能)。

・カメラ機能の活用

※実践事例が多い。さらに、導入校では、活用時数が多い活用の仕方。

・プログラミング学習に活用(小学校の場合、中学校の技術・家庭科ではクロームブックを使っての本格的なプログラミングは難しいかも)。

・学習履歴を保存するために活用(電子ポートフォリオ)

・プレゼンテーションソフトを活用し、表現力・発表力を高める学習活動に利用。

○複数人で一台として(グループでの活用)

・グループストーミングのツールとして活用

・実技教科で写真や動画撮影を行い、振り返りに活用。

・テレビ会議機能を活用し、他校や他学級の生徒と合同授業

・ホワイトボードアプリで、KJ法を取り入れた話し合い活動に。

・ブレインストーミングアプリを活用し、タブレット上で話し合いの内容をまとめる活動に。

・グループウェアを活用し、授業時間に限らず、自分の考えを登録し、確認できる活動に。

・(協力者が必要ではあるが)テレビ会議機能を活用し、教材となる場所や物を動画で表示するなどのバーチャル体験に活用。


 要は、教師がタブレットを教材教具としてどのように活用するかを、授業改善として積極的に実施するかで、活用の場面は広がっていきます。