2年生の道徳科は「戦争を取材する」。
2012 年 8 月、内戦が続くシリアのアレッポで、戦場特派員の山本美香さんが取材中に命を落としました。山本さんは、ビデオカメラを手に紛争地や被災地に飛び込み、女性や子供など、弱い立場に置かれている人々の存在を世界に伝える仕事をしていました。なぜ危険を冒してまで取材を続けたのでしょうか。彼女が生前に残した手記やビデオをまとめた動画とともに、彼女がジャーナリストとして生きた軌跡、生き様をたどる授業でした。
授業にお邪魔した時、2年生から「先生、来るの遅い。せっかくいい話だったのに」といわれました。それだけ生徒たちの心にすとんと落ちた授業だったのだと思います。